三脚の世界
- jory70
- 2017年4月4日
- 読了時間: 6分
三脚はカメラ屋さんや家電屋さんに行くと、色んな種類が展示されていますよね。
値段も手ごろなのから何十万もするものまで。
では一体どんな三脚がいいのか。高いのと安いのとでは、どう違いがあるのかを書いていきたいと思います。
三脚は剛性が重要な機材です。
剛性が弱いとカメラを載せてもブルブル震えたり安定がしません。。
三脚の素材はアルミ、カーボンがあります。
アルミも重量が重たいタイプと、極力素材を薄くして軽くしたタイプがあります。
ハンディーカムクラスの軽量アルミ三脚は肉薄で軽量です。
軽量であれば持ち運びは軽くなっても肝心なブレに対する効力が弱まります。
(形状を変化させて肉薄でも強度を高めた製品もあります。)
重ければ重いほど安定するアルミ。重さが足りない三脚には錘をつるして振動を抑えるようにするキットもあったりします。
では軽くて剛性がよい三脚はないのかと言うと、それがカーボンになります。
カーボンは非常に硬くブレにも強いのです。
そして重さもアルミよりも軽い。

欠点は値段が高いという点です。
しかしいくらカーボンとはいえ、パイプの径が少ない(細い)とあまりよくありません。
あくまで、同じ径のアルミとカーボンを比べた時のお話ですので、同じカーボン三脚でも径が太くなると、よりしっかり安定した撮影ができるようになります。
ここまでが材質と値段の関係性のお話でした。
次はどこのメーカーを選べばよいかとなります。
まずは三脚タイプをどうするかです。材質は後からのっかってくる問題で、まずはタイプです。
写真専用の三脚にするか、ビデオも兼務したオイルフリュードタイプの三脚にするかです。
最近は写真家の間ではビデオ三脚が定着きているようで、私も仕事の現場先でビデオ三脚を使って写真を撮影されている業者さんを目にすることがあります。
という私は三脚部は写真メーカー。ヘッド(雲台)をビデオメーカーにしています。
写真用の三脚で有名なメーカーとなると
ジッツオ、ハスキー、スリック、ベルボンなどがあります。
ビデオ用三脚で有名なメーカーとなると
マンフロット、リーベック、ザハトラー、ヴィンテンなどがあります。
プロの写真家はジッツオ、ハスキー、マンフロット、ザハトラーといった感じだと思います。
写真用とビデオ用の三脚の違いは、ヘッド(雲台)と足にあります。
ビデオ用のヘッドにはオイルフリュード機構になっていて、動画のような連続した撮影で安定した動きが再現できます。

足はスプレッダーがついていて、足の開きを制御できます。
スプレッダーにはミッドとグランドの2種類があり、通常はグランドスプレッダーになり、足の一番下に装着します。
開きをかっちり固定でき安定性があります。
ミッドスプレッダーは足の中間部に装着します。
足場の形状が複雑な場所で活躍します。
欠点としてはグランドタイプよりも足の開きが大きくなってします点です。
写真用の三脚の特徴は、ヘッドに関しては上下左右の調整が直線的に行えます。
これにより角方向への微調整がきくようになります。
足に関してはビデオ用のようにスプレッダーがありませんので、足を完全に開ききった非常に低い位置での設定が作れます。
また足場の形状が悪い場所でも、個々の足の高さを調整することができます。
ビデオの話になると、放送業界は殆どがヴィンテンかザハトラーです。
ザハトラーが写真家に使われるのは近年になってからですが、写真家の中ではヴィンテンはまだまだ少ないです。

私はビデオ業務ではヴィンテンを使用しています。
ヴィンテンとザハトラーの大きな違いはヘッド部になります。
ヴィンテンは昔ながらのオイルフリュードタイプで、オイルの粘りで安定した動きを再現しています。
ザハトラーはギアの組み合わせで粘りを再現しているので、寒冷地などの温度が低い場所でも変わらぬ安定感で撮影ができます。
どちらが良いかは、これは粘りの好き好きがあるようで、私はどちらかというと、ヴィンテンが好きです。オイルフリュードはやはり繊細な力加減がいいのですが、これも使い慣れできっとそう感じているのだと思います。
ザハトラーのギアは気温の変化には強いのですが、実はデメリットも存在します。
それは衝撃です。
ザハトラーを使うにあたっての「開始と終了の儀式」があり、それをしないでぶつけたり、落下させると内部のギアが破損してしまうのです。
儀式の内容ははパンチルトのギアを0に解除して、トルクを最大値にすること。
ザハトラーさんの足にはスピードロックという、一つのロック解除ですべてを解除して一瞬にして組み立てができるというのが売りな足があるのですが、始動時はヘッドの調整が加わると、ヴィンテンとの差が少なくなると感じています。

話はビデオ三脚へとそれてしまいましたが、写真屋さんがビデオ三脚を使用してる現場を見ると、マンフロットを使っている方が特に多いです。
値段も手ごろでスペック的にも充実しております。
マンフロットと同じ位のスペックと価格のビデオ三脚としてリーベックがあります。
実はこのリーベックは国内メーカーです。平和精機工業といいまして、私もお世話になっています。定点カメラの三脚や大型の肩載カメラでも使っていました。
やはり国産という響きがいいです。ただデザインがシンプルで、色もグレーと普通の方がみると、いわゆる業務用っぽいですねw
それにくらべマンフロットはイタリアのメーカーですからヘッドのデザインもかっこいいです。これがきっと写真屋さんの中ではヒットしたのかもですね。
イタリア製ってのも響きがいいですもんね。
写真用メーカーの三脚となるとジッツオとハスキーがプロの間では標準機となっています。
値段はそれなりにしますが、安定感と強度はお墨付きです。
ジッツオはフランス。ハスキーはアメリカ製で強固なジュラルミンで出来ている三脚で有名です。

過酷なロケではハスキーのジュラルミン三脚が威力を発揮しますがその分重たいです。
対して軽さと丈夫さを兼ね備えたカーボンを使うジッツォ。
どちらも用途で使い分けがされるのかもしれません。
写真用三脚にも日本製があります。それがスリックとベルボンになります。
価格も安価でスペックも充実しています。
国産という安心感もありますよね。
ちゅ○ごくになると、見た目も機能もまるパクリのメーカーもあったり。。。
日本では有名じゃなくても、その国では有名な三脚メーカーもあったりします。
三脚選びは非常に悩みますよね。
予算と、一番は使っているカメラの重量バランス。そしてヘッドの動きや足の感覚などの使い勝手の問題もあります。
使用感も大切なポイントになりますので、三脚を購入する際はお店や持っている方に相談するのがよいかと思います。




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