最近はメーカー製ではなく、PCショップオリジナルのパソコンが多く見られます。 自分で組み立てが出来ないけど、なるべく高スペックPCを安く買いたい。という方にはPCショップのオリジナルPCは魅力があると思います。 また「どんぶりパソコン(BTO)」とは、オリジナルPCを更に個別にパーツをアップグレードする事ができる買い方を示しています。 ご予算に応じてCPUやメモリ、ハードディスクをパワーアップさせることも可能です。 今回は、そんなPCショップのオリジナルパソコンと自分で組み立てる場合の違いを検証してみました。 検証にあたっては、CMでもおなじみのマ●スコンピューターさんの製品と比べてみました。 結論からいいまして、同等スペックで制作した場合ショップPCと自組立ての差額は約4万円でした。 パソコンはCPUが一番性能の違いが出てくるのですが、4コアCPUモデルにしても6コアCPUモデルにしても、どちらの場合も差額が4万円程度でした。 この4万円の差額を高いと見るかです。
自分組立ての場合はインストール中のトラブルは自己責任です。 ショップPCの場合、一般メーカー品と同じで組みあがった状態。OSもインストールされている状態で配送されるので、PCを設置すれば直ぐに使用可能です。 そしてトラブルがあった場合はショップ保証がある点です。これらの差額を考えると、この4万円は安くも感じますよね。 とはいえパーツ購入しても、それぞれのパーツ自体にはパーツメーカーの保障もありますし、多少の保証金を支払うと購入店のパーツ保障もあったりします。 PCを組んだことがない、知識がない方はショップPCが安心です。 ですが、PCを組むのはそれほど難しいことでもありません。 しいて言えばOSのインストールがめんどくさい程度で、組立てはただパーツを差し込むだけですし、組み込み内容も意外とシンプルなものです。 自組立てPCの魅力は、なんといっても価格をセーブできる。 そしてパーツが自由に選べるということです。 パーツ価格はお店によって違いがありますので、多数ショップで買い分ければ更に費用を抑えることも出来ます。 ショップPCもある程度はパーツの選択ができるのですが、このメーカーの、このパーツが組みたいという自由はききません。 また、ショップPCで使われるパーツは内容が不鮮明であり、どのメーカーのパーツが組み込まれるかが分かりません。 HDDにしても、回転数が5600rpmと7200rpmがあり、後者の7200rpmの方が高速に書き込み読み込みができるのですが、どちらの回転数のHDDが搭載されるかもわからない場合が多いと思います。 故障した場合、また後日、部分的にパワーアップする場合も、ショップPCの場合自分で中をいじると保障が受けられなくなります。 ショップに持ち込めば対応してくれる場合もあれば、そうでない場合もあり。。。 一からの組み立ては面倒くさいかもしれませんが、長い目で見ると自組立ての自由度にメリットが多くあると私個人としては感じております。 最後に、今回比較した製品を具体的にまとめてみましたので参考程度にご覧下さい。 (2017年4月初旬調べ) ◆マ●ス社 CPU:7700 メモリ:DDR-2400(PC4-19200) 8G×2(16GB) (メーカー不明) マザーボード:不明 HDD:2TB (メーカー、回転数不明) 電源:500W シルバー (メーカー不明) 光学ドライブ:BD (メーカー不明) ビデオカード:GTX1070(メーカー不明) OS:windows 10 HOME PCケース:ショップオリジナル 価格:約197000円 ◆パーツ購入 CPU:7700 メモリ:Crucial DDR-2400(PC4-19200) 8G×2(16GB) マザーボード:ASUS PRIME Z270-K HDD:東芝 2TB 7200rpm 電源:FSP RA-650S 650W SILVER 光学ドライブ:LG BH14NS58 ビデオカード:Palit NE51070015P2-1043D (GeForce GTX1070 8GB DUAL) OS:windows 10 HOME PCケース:Sharkoon SHA-VS4-WBK 合計:約¥157000円 ※マ●ス社製品にはキーボードとマウスが付属してきます。パーツ購入のリストにある電源は500Wシルバーが見つけられなかった為、 650Wシルバーにしています。 次回は自組立てPC編を作るお話を詳しく書いてみたいと思います。